百年前新聞

2018-01-22

百年前新聞とは?

訃報:フランス人宣教師 ユルバン・ジャン・フォーリー

大正4年7月5日

ユルバン・ジャン・フォーリー(ウィキペディアより)

1915年(大正4年)7月4日、フランス人宣教師ユルバン・ジャン・フォーリーさんが亡くなりました。享年68歳。

ウィキペディアによると、この方は1847年フランスのオーヴェルニュ地方生まれ。
1865年にパリ外国宣教会(カトリック)に入会し、1873年8月、26歳のときに派遣され、来日しました。

1873年は明治6年。キリスト教を禁じていた五榜の掲示の廃止が明治6年2月の出来事なので、日本でキリスト教が解禁になった直後に来日されています。
また明治6年は、岩倉使節団が帰国し、征韓論で有名な明治6年の政変があった年です。

1874年に、フランスのアドリアン・ルネ・フランシェという植物学者の依頼で、日本の植物を採集し始めたとのこと。それ以来、約400種類もの新種を発見しました。
ヨーロッパ人からすると日本固有の植物は新種でしょうから、面白かったんでしょうね。

本業の方では、1879年(明治12年)、現在も墨田区石原にある本所教会の設立に関わりました。

ちなみに、若き日の原敬が新潟の教会でフランス語を学ぶ際に、このフォーリーさんも同じ教会にいらっしゃったそうです。

1913年に約40年間在住した日本を離れ、台湾へ植物採集に向かいました。
台湾で植物採集の野営中、ヒルが鼻の中に入り、出血多量により亡くなったとのことです。

ヒルが鼻の中に入り亡くなる・・・というのは本当かな、とちょっと思ってしまいますが、そういうこともあるんですね。

日本の近代化の初期から、日清・日露戦争を経た変化を外国人として体感されていた方なんですね。
植物採集以外にも、いろんなドラマがありそうです。


索引語:訃報 文化

Posted by 主筆 at 2015/07/05/20:56

follow us in feedly
このエントリーをはてなブックマークに追加

前の記事へ 次の記事へ