初のイギリス人禅宗僧侶
大正4年7月12日
7月12日の読売新聞に「英人の僧侶 禅宗得度」という記事があります。
この記事によると、1915年7月11日に鎌倉の東慶寺において、イギリス人M.T.カービー氏が禅宗の得度を受けたとのこと。
「白哲人にして我が仏教に帰依し僧籍に入りたるは実に氏が嚆矢」ということで、この方が白人初の日本仏教の僧侶だったのでしょうか。
M.T.カービー氏は、元々キリスト教の牧師でしたが、仏教の研究に努め1913年に来日、京都の平安中学校の教師となったとのこと。
その後、東慶寺の釈宗演住職に師事し、この度、釈宗覚という戒名を得ることとなりました。
同記事によると、この後7,8年間の修行を重ね、アメリカで仏教寺院を建立する予定とのことでした。
その後のカービー氏の足跡をたどろうと思い、ネットで検索してみたところ、1916年にカナダに帰国し、バンクーバーで布教をされたそうです。
1921年にハワイに招かれ、ハワイで布教後、また日本に戻られたとのこと。
「海を渡った近江門徒」白人僧侶たちのその活躍
いろんな方が居て、いろんな歴史を作ってきたんだな、と思います。
索引語:宗教


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