百年前新聞

2018-01-21

百年前新聞とは?

十銭生活の勧め

大正4年7月27日

大正4年7月27日の読売新聞に、十銭生活の提唱者額田豊氏のインタビューが載っています。
額田豊さんは医学博士、東邦大学の共同創設者です。

「十銭生活」とは、同じ金額で食物を買うのであれば、安くて滋養分の高いものを食べよう、そうすれば一日一人十銭で立派に生きていける、という主旨です。
一日10銭で生活、というと、現在だと500円~1000円ぐらいのイメージですかね?

この10銭の計算をしている際、当時の物価が分かりましたので、記録として書いてみます。

豆腐 1丁 = 1銭
卵 1個 = 4銭
うどん屋でうどん1杯 = 3銭
牛乳 1.5合(270㏄) = 6銭
鯛 93匁(349g) = 22銭
鶏肉 41匁(154ℊ) = 20銭
牛肉 53匁(199ℊ) = 21銭

豆腐がめちゃくちゃ安いです。
動物性のものは、今よりだいぶ高い感じですね。まだ畜産業が発達していないというところがあると思います。

この額田氏が出した本「安価生活法」は、大正時代のベストセラーになっています。
国立国会図書館デジタルコレクションの本を見ても、大正9年9月24日の第33版!です。
大正4年7月に初版が発行されて、大正9年に第33版ですから、すごいですね。

砲兵工廠の女工さんの月給が概算で平均11円と考えると、1日10銭で食費が済めば十分生きていけますね。
とはいえ、お肉を食べるのは、よほど贅沢なことだったと思われます。


索引語:食べ物 生活

Posted by 主筆 at 2015/07/27/11:18

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