百年前新聞

2018-04-22

百年前新聞とは?

猟期開始(大正時代の狩猟の様子)ほか

大正4年10月15日

大正4年(1915年)10月14日の出来事一覧

【政治】河野農商務大臣の帰朝談
【社会】狩猟期始まる
【社会】銀座の専売局跡地 - 買手募集中
【第一次世界大戦】戦局推移

<国内>

河野農商務大臣の帰朝談


河野広中氏

朝鮮物産共進会の開会式に参加していた、河野広中農商務大臣が帰朝し、朝鮮を訪問した印象を述べています。

「余は明治26年に朝鮮に行って今回は2回目だが、その変化は驚くほどである。南朝鮮一帯は、農業に適するが人口が希薄なため、今後盛んに移民すべきである。」

画像出典:うつくしま電子辞典(福島県ホームページ)


狩猟期始まる


大阪朝日新聞

10月14日、狩猟家たちが待ちに待った狩猟が解禁となりました。
鉄砲を趣味とする紳士は、思い思いに各地の猟場に出かけています。


福沢清金太郎氏の談(福沢桃介氏の息子)


鉄砲店の広告

年々獲物は減っていく方だが、少ない中にも本年はまあまあ良い方だとは、各地からの知らせである。

なぜ年々獲物が減っていくかというと、狩猟道楽の鉄砲撃ちが上手になってきたのと、不正猟師が多いからだ。西洋料理店などで、猟期前のシギの料理を見ることがある。猟期前なのにどうしたのかと聞くと、去年のが冷蔵庫にしまっていたので、なぞとごまかす。それがすなわち不正猟のれっきとした証拠である。

狩猟を季節別に見ると、今月いっぱいがシギ、11月からはキジ、山鳥、ウズラ、3月頃からまたシギの時期になる。シギを撃つのには膝あたりまで水に入るので、寒い間は猟には適しないということだ。

そこで猟の初めは何と言ってもシギだが、東京人の幸いなことに、東京付近の至る所でシギのいないところはない。その中で自分は佐倉に行く。

猟としてはウズラの方が面白い。ポインター種の猟犬は、ウズラを発見するとそこに立つのである。セッター種の犬は、しゃがんで、鳥が動くとそのままジリジリと体を寄せていく。
鉄砲はウエスト・リチャードか、ホーランドの二つが最新式で、すべて指の先で分解が出来る。だがこれは高いので、10年ほど経っても1,500円しないと買えない。今のところ最も安心なのは、ボネセルかグリーナというところだろう。

銀座の専売局跡地 - 買手募集中

銀座の専売局京橋分工場の跡地(現:松屋の裏辺り)は、4月に工場整理で淀橋工場(現:新宿西口)に移ったため、現在空き家になっています。

専売局では競売で払い下げとしましたが、予定額にまとまらず、今回は随意契約での払い下げとしましたが、まだ買い手が現れていません。
専売局の跡地は533坪で、民間から借りていた230坪を除いた303坪が売り出されています。

<海外>

世界大戦戦局推移

ブルガリアがセルビアに対して宣戦布告を行ないました。(*セルビア侵入は10月11日)

ドイツ飛行船が、またロンドンを空爆しています。一般市民の死者は41名、負傷者は101名です。

<このとき>

誕生日

ドワイド・アイゼンハワー (25) アメリカ合衆国陸軍軍人


索引語:文化 社会 朝鮮 イギリス バルカン諸国 第一次世界大戦

Posted by 主筆 at 2015/10/14/20:26

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